WordPressテーマをSANGOからSWELLに変更するという決意はしたものの、まだ変更できていないこまおです!
テーマ変更の準備や対応って何をするの?
実際に何をやれば良いのか、段取りやフローなどが具体的にわかっていないことに気が付きました。
テーマ変更は大きいトピックスなので、修正は最小限で効率よく対応していきたい!
今回はWordPressテーマ「SANGO」から「SWELL」に変更をする際に、やるべきことをピックアップしていきます。
WordPressテーマ変更のための事前調査
WordPressテーマをSANGOからSWELLに変更した場合、どうなるのか・何が必要なのか?を自分なりにリサーチしてみました。まさに『彼を知り己を知れば百戦して殆うからず』です。
WordPressテーマ変更で想定されること
WordPressテーマ変更したら、変更後は絶対こうなるよねと想像してみたら・・・結構出てきました(汗)
- デザイン崩れ
- 動作が不安定・動かない
- サイト画面やパーツの空白や抜け
- タグがなくなって計測不可に
想像しただけでも恐ろしいw
なのでSANGOからSWELLにWordPressテーマを変更した場合、下記のような調整や変更・修正の設定が必要だと考えました。
- デザイン(CSS)の調整
- SANGO独自のショートコードの調整
- プラグインの変更
- メディアの設定やサイズの調整
- 外観やユーザー・設定などの各種設定の変更
- Google Analyticsなどの設定
- SWELLの新規設定など
たくさんありますね。。。まだまだあるんだろうなー
洗い出してみると、頭の中がさらに整理整頓されました感じです。次は実際にググってチェックします。
WordPressテーマ変更に必要な準備や対応をさらにググってみた
こちらはWordPressテーマ変更を決意した記事です。WordPressテーマ変更で参考になりそうなページもリサーチしています。
参考記事から調べて必要と思われる事項をざっくりリストアップ。最初に出した項目よりも具体的になりました。
- SEO SIMPLE PACKのインストール
- 乗り換えサポート用プラグインのインストール
- SWELL推奨プラグインを導入する
- キャッシュ系&遅延読み込み系プラグインを無効化
- Google系の設定
- その他の対応
ここで気がついた点があります。
テーマ変更の前・後でやることがある!
そうなんです。WordPressテーマ変更してから色々と対応すると思ってました。調査してみてテーマ変更する直前に対応することがわかったんです。
調べておいて良かった(泣)
大雑把な性格なので、とにかく行動しちゃいます。この気付きは良かった。皆様も気をつけてください。
項目内容として、優先順位が低いものは「その他の対応」に入れていますwこの事前・事後の内容で実行することに決定です。
WordPressテーマ変更【事前】に必要なこと5つ
最初、すべてSWELLへのWordPressテーマ変更後にやればいいと思っていましたが、実は違いました。事前にやっておくべき重要なことが5つあります。
- ブログ(サイト)のバックアップ
- SEO SIMPLE PACKのインストール
- 乗り換えサポート用プラグインのインストール
- その他必要なSWELL推奨プラグインの導入
- キャッシュ系&遅延読み込み系の設定を無効化
①ブログ(サイト)のバックアップ
SANGOからSWELLに変更するブログを、かならず事前にバックアップしておきましょう。これは基本的ですが最重要です。以前のSANGOの状態に巻き戻せないのは、SWELL変更後に何か問題があった場合に致命的です。
このWordPressはバックアップ用のプラグインとして「All-in-One WP Migration」を利用しています。
バックアップが簡単で、復元もわかりやすいためおすすめです。以前は「BackWPUp」というバックアップ用のプラグインを利用していましたが、復元が困難だったので「All-in-One WP Migration」にした経緯があります。
ただし1GBを超える容量はインポートできないので工夫が必要です。
②SEO SIMPLE PACKのインストール
これも必須です。SEO的に重要な項目「description」を消さないために「SEO SIMPLE PACK」をインストールします。
事前にインストールしておかないとdescriptionが消えてしまうようです。
せっかく構築してきたdescription情報です。WordPressのテーマ変更したら消えちゃったんだけど!?ということが無いようにしましょう。
③SANGOからSWELL乗り換えサポート用プラグインのインストール
SANGOは非常にカスタマイズ性に富んだデザイン性の高いテーマです。見出しやボックスやボタン、ショートコードの変換が大変かなと想像ができます。
SWELL開発者:了さんはすでにSANGOだけでなく、他のWordPressテーマからの乗り換えサポート用プラグインも用意してくれています。
さらにこのようなコメントも!
このプラグインを使用することで、 旧テーマのショートコード機能などで作成したコンテンツのデザインをある程度維持(またはSWELLの機能へ自動変換)することができ、SWELLに乗り換えた時の過去記事のデザイン崩れを最小限に抑えることができます。
SANGOからSWELLへの乗り換えサポート用プラグイン
了さんの力強いお言葉ありがとうございます。これでやってみよう
サポート用プラグインで、フォローできそうなデザイン関連はこちらです。
- テキスト装飾
- リスト
- 見出し
- ボックス
- ボタン
- ショートコード
これに独自の追加CSSを加味すれば完璧なのでは!?テーマ変更後のWebサイトのデザインを見るのが楽しみになってきましたw
④SWELL推奨プラグインを導入しておく
これはSWELLに必要なプラグインは開発者「了さん」の記事を参照していきます。WordPressテーマ変更のために一時的にプラグインが増えてしまうのは仕方ありません。
推奨プラグイン名 | 内容 | 優先度 |
SEO SIMPLE PACK | SEO関連で重要度が高い | 高 |
WP Multibyte Patch | 日本語変換してくれる | 高 |
XML Sitemap & Google News | Googleサイトマップを送信してくれる | 高 |
Wordfence Security | セキュリティ用プラグイン | 高 |
All in One WP Migration | バックアップ用プラグイン | 中 |
Contact Form by WPForms | お問い合わせフォーム用プラグイン | 中 |
WP Revisions Control | リビジョンを調整してくれる | 中 |
え!?こんなに少なくていいの?
SWELLに必要なプラグイン7個と、追加検討しているのがさらに7個で合計14個。SANGOで利用していたプラグイン数は19個。差し引き5つ少なくて済みます。負荷が少なくなるからすごくいいかも。
- SANGOで使っていたプラグイン数:19個
- SWELLで使う予定のプラグイン数:14個
了さんが推奨していて、優先度が高いと思ったプラグインです。これ以外にも非推奨や不要だったり、相性が悪いプラグインもあるので要注意です。
ただし※1の「Classic Editor」は古い(ブロックエディターを使っていない)記事が多く混在しているので、すぐには削除できないかなと。
非推奨&不要プラグイン | 内容 | ステータス |
Gutenberg | ブロックエディター系のプラグイン | 非推奨 |
WooCommerce | WooCommerceなどのEC系のプラグイン | 非推奨 |
Elementor | ページビルダー系のプラグイン | 非推奨 |
Flying Scripts、Autoptimize、Async JavasScript | 高速化系のプラグイン | 非推奨 |
Table of Contents Plus、RTOC | 目次生成プラグイン | 非推奨 |
Lazy Loadなど | 画像遅延読み込みプラグイン | 非推奨 |
Speech bubbleなど | 吹き出し用プラグイン | 非推奨 |
SiteGuard WP Plugin | セキュリティ用プラグイン | 非推奨 |
EWWW Image Optimizer | 画像圧縮プラグイン | 非推奨 |
Classic Editor | セキュリティ用プラグイン※1 | 不要 |
AddQuicktag | バックアップ用プラグイン | 不要 |
TinyMCE Advanced | お問い合わせフォーム用プラグイン | 不要 |
また下記の「とりあえず導入はNGなプラグイン」も親切に紹介いただいております。サーバーやテーマ自体で対応できる機能なので、もともと使っていませんでした。
- Jetpack
- WP Super Cache
- W3 Total Cache
たしかに最初は知らないで入れている感があるプラグイン達ですね(汗)
⑤キャッシュ系&遅延読み込み系の設定を無効化
現時点で利用しているキャッシュ系や遅延読み込み系のプラグインはありません。SANGOでもテーマ自体で強化されていたため、プラグイン系はすべて外した経緯があります。
あ!レンタルサーバー側の設定もある
当サイトはエックスサーバーを利用しています。他のレンタルサーバーを利用されている場合は、そのレンタルサーバーの設定を確認ください。
エックスサーバーのXPageSpeed設定をすべてOFFに
気をつけたいのは利用しているレンタルサーバー自体のキャッシュ系や遅延読み込み系の機能です。
エックスサーバーを利用しているので、サーバー側の設定は「XPageSpeed設定」が該当しています。管理画面にログインしてすべての項目をOFFにしました。
今から考えるとSANGO利用時でも、エックスサーバーの設定と被っていたのかもと反省・・・
エックスサーバーはレンタルサーバーとして優秀なのでおすすめです。1つドメインが無料になり、スピードも速く・サーバーも安定しています。▶エックスサーバー
補足:サイトや管理画面のスクショも撮影しておく
サイトのTOPページ、カテゴリーページ、主要な記事ページだけでなく、管理画面の内容も細かくスクリーンショットに撮っていきます。変更前と後で比較したいですし、何より自分がどうなっていたか忘れていそうだからですw
確認だけでなく記事にもできるから、ダブルでお得w
WordPressテーマ変更【事後】に必要なこと5つ
事前対応が終わったら、いよいよWordPressのテーマ変更です。テーマ変更はすぐできるけど、この変更後の対応はスピード勝負になります。優先順位を立ててやっていきます。
- SWELL推奨プラグインの有効化と設定
- SWELLで不要なプラグインの削除
- Google系の設定
- その他懸念される部分をやる
- サイトをくまなく鬼チェック&改修
サイトチェックは設定しながらでも、できますので最低限TOPページは最初に見ておいた方が良いかもしれません。
なぜならTOPページを見たら真白だった!なんてこともあるからですw
①SWELL推奨プラグインの有効化と設定
事前にインストールしたプラグインを有効化して設定します。SWELLはプラグインが少ないとはいえ、この作業は時間がそこそこかかりそうなところ。というのも設定が初めてなプラグインもあるからです。
②SWELLで不要なプラグインの削除
SANGOで利用していて、SWELLでは使わなくなるプラグインを削除していきます。これはリストアップしておいた方がよいな。。。と下記にリストアップ。全部で5つ。
削除予定のプラグイン | プラグインの内容 | ステータス |
Avatar Manager | アバター作成用(SANGO推奨) | 削除 |
Category Order and Taxonomy Terms Order | カテゴリーの順番や親子関係を作成 | 削除 |
Edit Author Slug | Autherの管理・編集 | 削除 |
Rinker | 高速化系のプラグイン | 削除 |
Rinker クレジット削除プラグイン | 目次生成プラグイン | 削除 |
継続して使う予定のプラグイン
迷いましたが、ステータスで分けました。継続ではあるけれども、SWELLインストール後にまた検討していきます。
継続して使うプラグイン | プラグインの内容 | ステータス |
Broken Link Checker | リンク切れチェック | 必須 |
Classic Editor | 古い記事用のエディター | 一時的 |
Instant Images | 無料の画像検索 | 必須 |
Redirection | リダイレクト用 | 継続 |
Search Regex | 文字の一括修正 | 一時的 |
Site Kit by Google | Google系アプリの分析 | 継続 |
PubSubHubbub | Googleへの通知 | 継続 |
Contact Form 7 | お問い合わせフォーム | 継続 |
Login Lockdown | ログイン用セキュリティ | 継続 |
SiteGuard WP Plugin | サイトセキュリティ | 継続 |
WP-Optimize | 画像圧縮や高速化 | 一時的 |
③Google系の設定
WordPressテーマの変更後に実施する、このGoogle系の分析アプリ設定は忘れてはいけない重要な項目です。
どこで設定してたか忘れちゃってたりします(汗)
- Google Analytics(GA4も)
- Google AdSense
これはテーマ変更後の作業になるので、スピード勝負です。デザイン的なチェックよりも、分析系のアプリを優先するか迷います。Google AdSenseは広告なので、後でも良いかな・・・
あーアフィリエイトタグなどは、大丈夫だろうか?後はウィジェットだな。ウィジェットに仕込んだ、アフィリエイトタグやGoogle AdSenseタグがありました!忘れるところだったので、その他項目に追加します。
④その他懸念される部分をやる
上記の①〜⑤を確認している段階で、出てきたその他の事項です。
- CSSの引き継ぎ
- ウィジェット関連
- アフィリエイト関連
CSSの引き継ぎ
デザイン的な要素ですが、SANGOで外観>カスタマイズの中にある追加したCSSコードをどうするか?
というのもSANGO用に設定しているため、SWELLにした場合にアンマッチしそうな気がします。これは優先を外しても良いかも。
ウィジェット関連
SANGOの場合は管理画面の「外観」から設定している「ウィジェット」が2種類あります。連動性はいまいちわかっていませんが、外観から確認可能です。
- 外観 > ウィジェット
- 外観 > カスタマイズ > ウィジェット
アフィリエイト関連
アフィリエイトは記事の本文中にあるのが多いため、そこまで神経質にならなくて良いかも。ただしSANGO独自コードで作成している場合には、要確認したいです。
⑤サイトをくまなく鬼チェック&改修
一通り設定が終わったら、サイトをくまなく鬼(厳しく)チェックしていきます。記事も数ページだけでなく、念のためすべて見ましょう。重要度の高い部分から見ていき、不具合的な部分があったら修正をしていきます。
- TOPページ
- カテゴリーページ
- 固定ページ
- お問い合わせフォーム
- フッターやヘッダー
- PCとスマートフォン
デザイン的な視覚要素は、SWELL開発者の了さんの乗り換え専用プラグインを頼るため、あまり心配していません。
もちろん表示が崩れたり、多少おかしく見える部分があるでしょうけど。そこは優先的には重要度が高くないかと。
ただパソコンとスマートフォンの両方からの確認は必須です。どちらか一方だけでは、不具合を見逃す可能性がありますから。
スマートフォンでの見え方に不具合があったのに、パソコンでチェックしていたのでスマートフォン見てませんでした!というのはアルアルです。
ヤバそうな場合はテーマをSANGOにもどすだけ
インストール後にヤバそうな不具合があったら、判断としてSANGOにテーマをもどすことも考慮に入れておきましょう。考えられるのは下記でしょうか。
- TOPがなかなか形にならない
- 記事ページの本文のデザインが崩れすぎている
WordPressテーマの変更で、そこまで致命的な不具合の可能性が低いとは思いますが念のため
またテーマをSANGOに戻したのに、完全に不具合がもどらない!という場合。プラグイン「All-in-One WP Migration」等のバックアップから復元します。
まとめ:WordPressテーマ変更の事前・事後に必要なこと
けっきょくWordPressテーマ変更で必要な内容として、事前と事後あわせて10項目になってしまいました(汗)
SWELLテーマの変更前にやること5つ
- ブログ(サイト)のバックアップ
- SEO SIMPLE PACKのインストール
- 乗り換えサポート用プラグインのインストール
- その他必要なSWELL推奨プラグインの導入
- キャッシュ系&遅延読み込み系の設定を無効化
SWELLテーマの変更後にやること5つ
- SWELL推奨プラグインの有効化と設定
- SWELLで不要なプラグインの削除
- Google系の設定
- その他懸念される部分をやる
- サイトをくまなく鬼チェック&改修
あ!最後に気が付きました。WordPressテーマ「SWELL」のインストール作業がなかったですね(汗)変更前と変更後の間にやっておきましょう。
それでは次は実際にやっていきます!(^O^)/