ども!こまお です。今回はSEOで重要なリダイレクトのお話。
そもそもリダイレクトって何?
どういう意味で何ができるの?という人も多いはず。
SEOでは非常に重要な必須知識です。ここでぜひとも覚えて、会社でドヤ顔で発言・説明しましょうw
- リダイレクトとは?その意味は意外とかんたん
- リダイレクトの種類で覚えるべきはこの2つ
- リダイレクトの設定方法はこの2つがおすすめ
これでリダイレクトの悩みは一気に解消ですw それではさっそく始めていきましょ〜
リダイレクトとは?その意味は意外とかんたん
リダイレクトとはずばり!Webページの転送設定のことです。
例えばWebコンテンツを作成していると下記のような場合が良くあります。
WebサイトのURLを変更したので、古いURLから新しいURLに転送したい!
ウェブサイトにおけるリダイレクトとは、ウェブサイトの閲覧において、指定したウェブページから自動的に他のウェブページに転送されること。URLリダイレクトとも言われる。 通常はウェブページのURLが変わったときに、元のURLから新しいURLへ誘導するときに用いられる。
参考サイト:ウィキペディア
便利な設定なのですが、処理を間違えるとWebサイトのSEOにも影響が出る場合があるため、取り扱いが難しい設定の1つです。
またリダイレクトはその方法によって301や302などの数字で表す種類があるので、注意しなければいけません。
リダイレクトの種類で覚えるべきはこの2つ
リダイレクトには転送設定として2種類あります。2つしかないので、1つ覚えてしまえば、もう1つ覚えるのは比較的に容易です。
- 301リダイレクト:永続的でSEO評価を引き継ぐ
- 302リダイレクト:一時的でSEO評価はそのまま
このように301リダイレクトと302リダイレクトで機能が違います。
リダイレクトにより、設定期間が永続的か・一時的か? SEO評価を引き継ぐか・そのまま残すか?の2つに注目して使用していきましょう。
リダイレクトの機能を表にしてみました。
設定期間 | SEO評価 | |
---|---|---|
301リダイレクト | 永続的:長期間 | 新URLに引き継ぐ |
302リダイレクト | 一時的:短期間 | 旧URLにまま残る |
2つのリダイレクト処理の使用場面はどのようなものでしょうか?
301リダイレクトの使用場面
元ページURLのSEO評価を引き継がせて、永続的に転送設定(リダイレクト)させたい場合がそれにあたります。
- URL変更:旧URL → 新URL
- カテゴリー変更:旧カテゴリー → 新カテゴリー:
- SSL化:http → https
- URL正規化:wwwあり → wwwなし
この4つめのURL正規化は少しわかりづらいので説明していきます。
URLの正規化とは?
URLを正規化するとは、ページURLを正しいものにするということです。
Webサイトを運営していると、同じページなのにURLが重複してしまう場合がどうしてもあります。たとえばこの2例。
- wwwのあり・なし
- index.html/phpのあり・なし
あくまで例ですが、wwwとindex.htmlはページURLの最初と最後の内容です。説明していきます。
wwwのあり・なし
たとえば当サイトの例で恐縮ですが(笑)下記2つのページURLは同じものでしょうか?まさに「www」があるのと、「www」がない2つのURLです。
- https://www.webmarketer101.com/
- https://webmarketer101.com/
当サイトの場合は「.htaccess」にてリダイレクトさせています。設定方法は後でお伝えします。
試しにChromeなどのブラウザーに1のURLをコピペしてみてください。2のURLが帰ってくるはずです。
このようなトップページURLの場合、何がデメリットなのか?たとえばGoogleアナリティクスで集計していると、2つのURLで集計されてしまいます。
index.html/phpのあり・なし
index.htmlやindex.phpが、ページURLの最後に記入されている場合があります。例が当サイトURLで恐縮ですがw 2つのURLは同じものか?お答えください。
- https://webmarketer101.com/index.php/
- https://webmarketer101.com/
この場合も上記「wwwのあり・なし」と同様です。「.htaccess」にてリダイレクトさせています。
canonicalとリダイレクトによる正規化の違い
リダイレクトの正規化と同じように使われる「canonical」という正規化の設定方法があります。
canonicalという意味がわからない場合は、こちらの記事にあるcanonicalの意味とは?を参照ください。
リダイレクトとcanonicalの正規化との違いは何でしょうか?表にしてみたので参照ください。
リダイレクト | canonical | |
---|---|---|
機能 | ページを転送する | ページを指定する |
用法 | 重複ページで使う | 類似ページで使う |
効果 | 重複ページを減少 | 類似ページの統合 |
canonicalは、カラーバリエーションなどの複数の類似ページがある場合に、HTMLタグに記入して利用します。
- 重複ページ:リダイレクトを使う
- 類似ページ:canonicalを使う
302リダイレクトの使用場面
元ページURLのSEO評価を引き継がせず、短期的に転送設定(リダイレクト)させたい場合がそれにあたります。
- Webページ改修やをしている
- サーバーメンテナンスがある
- 1部のページで不具合がある
- 期間限定の商品・特集ページがある
- A/Bテストを実施している
301と302の期間目安はあるのか?
ここまでで疑問になるのは、301と302リダイレクトを使う場合の期間目安です。
長期的にであれば明確(301)ですが、短期的な302リダイレクトの場合はどこまでが短期と言えるのか。
302を使用する場合の「短期」とは、1週間・1ヶ月それとも1年と明確な指標はあるのでしょうか?
301、302ともにパワーランクは引き継がれます。しかし検索エンジンが新しいページに評価を渡すまでの時間に違いがあります。 目安として301なら1週間程度ですが、302ですと約1か月かかるとも言われているのです。引き継ぎを忘れていたり設定を間違えていると、SEOに大きく影響してパワーランクが落ちてしまう可能性があります。
参考サイト:ferret One
Googleがリダイレクト処理を反映させる期間として、301と302ではその反映時間に違いがあるようです。
ググってみても色々なサイトで言及しています。当サイトでは現時点で下記のように決めました。
- 3週間より短い:302リダイレクトを使用
- 3週間より長い:301リダイレクトを使用
リダイレクトの設定方法はこの2つがおすすめ
リダイレクトさせる設定方法は5種類ほどありますが、上の2つがおすすめです。
転送方法 | 設定の難易度 | SEO効果 |
---|---|---|
.htaccess | 設定方法:高 設定時間:速 |
あり:推奨 |
WordPress プラグイン |
設定方法:低 設定時間:遅 |
あり:推奨 |
PHP | 設定方法:中 設定時間:速 |
あり? |
JavaScript | 設定方法:中 設定時間:速 |
あり? |
meta refresh | 設定方法:中 設定時間:速 |
なし:非推奨 |
上記の表はわたくしこまおの判断ですw PHPやJavaScriptは経験がないので「あり?」としています。
また「meta refresh」の方法はHTMLに直接記述するのですが、SEO効果がないため非推奨としています。
.htaccessdのリダイレクト設定方法
.htaccessでのリダイレクト方法は記述内容や種類が多く、難易度が高いです。ただし素早い対応が可能なのがメリットです。
.htaccessdの修正は、そのデータの修正を経験された方におすすめします。
万が一間違えた記述をして、データを元に戻せないとサイト全体に影響がある設定だからです。
それでもという方はお進みください。ちょっと無理かもという方は、次のWordPressプラグインでのリダイレクト設定にお進みください。
.htaccessの301リダイレクト記述方法
下記は参考にさせていただいたサイトです。見やすくわかりやすかったので、ぜひ参照ください。こちらのコードを.htaccessに記入しました。
RewriteEngine On
RewriteCond %{http_host} ^www.■■■.com
RewriteRule ^(.*) https://www.▲▲▲.com/$1 [R=301,L]
参考サイト:SEOマガジン
この記述はドメイン全体でのリダイレクトです。①の転送元URLから、②の転送先URLへの301リダイレクト設定となります。
- 転送元URL:www.■■■.com
- 転送先URL:www.▲▲▲.com
サブドメインでAdSenseの審査を通過させた、実際に.htaccessへの追加した記述は下記となります。301リダイレクトさせています。
# 301 Redirect start
RewriteEngine On
RewriteCond %{http_host} ^aaa.jp
RewriteRule ^(.*) https://test.aaa.jp/$1 [R=301,L]
# 301 Redirect END
実際にはサーバーにある.htaccessに追記するので注意が必要です。
【要注意】.htaccessへの追記について
そもそも.htaccessは、WordPressでインストールされたサイトにあるデータの1つです。
.htaccess(ドットエイチティーアクセス)とは、Apacheを用いたWebサーバにおいて、ディレクトリ単位で設置及び設定を行える設定ファイルである。
参考サイト:ウィキペディア
不可視ファイルとは、通常にフォルダを確認しても見ることができないファイルです。透明なので無いように見えますが、実は存在するという不思議なデータのこと。
FTPソフト(サーバー転送)でサーバーフォルダを確認。不可視ファイル設定されているため「.htaccessがない!」と焦らないようにw
- .htaccessファイルの場所:ドメイン名 / public_html
WordPressをインストールしたフォルダ「public_html」の第1階層にあります。特殊なデータで拡張子もありません(汗)FTPソフトで「不可視ファイルを表示」的な設定を変更して確認します。
- エックスサーバー:.htaccessの編集
記述や設定に自信がない方は、こちらのサーバー管理画面での.htaccess編集をおすすめします。
WordPressプラグインのリダイレクト設定方法
WordPressプラグイン「Redirection」をインストールしてリダイレクトさせます。
.htaccessでのリダイレクトと比較すると、設定は簡単ですが多少の手間がかかります。
- WordPressプラグインRedirection
新規プラグインより「Redirection」で検索。ダウンロードしてインストール(有効化)
- ソースURL:転送元のURLを入力
- ターゲットURL:転送先のURLを入力
その他の設定はオプションのため無視してもOK
以上の方法はRedirectionは301リダイレクトの単純な方法です。302リダイレクトにしたい場合はRedirectionの歯車マークより種類を選べます。
リダイレクトが理解できると色々と幅が広がります。下記はとあるサイトのサブドメインで、AdSenseの審査に通過したという記事です。審査に合格できたのもこの301リダイレクトのおかげでした。
まとめ:リダイレクトわかった?SEOに必須の知識や対応方法
最後まで記事を閲覧いただき、本当にありがとうございます!
リダイレクトは奥深いです!Web担当やECなどWebに携わる人は覚えておくべき用語の1つです。
ちなみに当時のベスト1は「キャッシュ」でした。いまだにわかっていないかも(汗)ですので、ぜひご指摘くださいww
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スペシャルサンクス!参考サイト