“<価値観>と<価値感>の違いがわかりますか?Webマーケターに必要な2つの視点”と題してお伝えしていきます。
さて問題です。<価値観>と<価値感>は何が違うでしょうか?
2つの漢字の間違い探しです。さぁお考えください。ピッ、ピッ、ピッ、ポ~ン!
そうです!「価値」という部分は同じですが、最後の【観】と【感】という漢字が違いますね。
<価値観>と<価値感>の意味の違いまでわかった人は離脱してよしっww
Webマーケティングを進めていくうえで必要な単語の1つです。知らなかったという人はぜひチェックしておいてください。会話の中での「ウンチク」として使えるかもしれませんww
<価値観>と<価値感>の違い
こまおよ。「かちかん」という言葉を漢字で書いてくれんかの。
簡単ですよ。価格の「価」に値段の「値」、最後は感じるの「感」です。
ふぉふぉふぉ、ファイナルアンサー?
えっ〜? じゃあ・・・ファイナルアンサー!
まぁ間違ってはおらん。ただ「かちかん」という言葉は2つ単語があるんじゃよ。<価値感>と<価値観>の2つじゃ。
えぇっ!?<価値観>の方は知りませんでした。。。価値を感じることだと思っていたので、ずーっと<価値感>の方だと思っていました。
恥ずかしいお話ですが、わたしもこまお同様にずーっと<価値感>だと思っていました。
パソコンのキーボード変換でも<価値観>と変換されたら<価値感>と打ち直していました(汗)
<価値観>という言葉の意味は?
さつそく調べてみました
まずはコトバンクで検索。
かち‐かん【価値観】
物事を評価する際に基準とする、何にどういう価値を認めるかという判断。「価値観の相違」
Google検索でも調べてみました。
かちかん【価値観】
物事の価値についての、個人(または、世代・社会)の(基本的な)考え方。
例「彼とは―が違う」
自分が思っていた<価値感>と意味合いとしては変わらないです。。。それ以上でも、それ以下でもない的な。。。
今度は英語で調べてみました
まずはWeblio翻訳で。
<価値観>の英語翻訳
- sense of values
- feeling of value
2つ出てきました。英語がネイティブな人はその使い分けの意味がわかりそうですが、まったくわかりません(汗)「sense」と「feeling」という言葉の違いはわかりますが、両方とも「感覚」というような意味でしょうか。
<価値感>という言葉の意味は?
<価値感>という漢字で調べてみましたが、検索にはあまり出てきませんでした。
一般的ではない感がありますね。
Google検索しても、辞典Webサービスや翻訳サービスで調べても<価値感>は掲載がないか、もしくは<価値観>と併記されている場合が多いです。
<価値感>という言葉を自分なりに解釈してみました
<価値感>という言葉が間違いかというと、そうではないようです。辞書などでは<価値観>が一般的ですが、Google日本語入力では「かちかん」と入力すると<価値観>と<価値感>が両方出てきます。
もしかすると頭のいいGoogle日本語入力のことですから、わたしの入力のクセを知っているだけかもしれませんが、、、
インターネットで簡単に調べた結果としては<価値感>は新しい言葉、最近使われるようになった言葉なのかなと思いました。
<価値観>と<価値感>の違いを解釈してみました
さらに調べていくと<価値観>と<価値感>の違いについて述べているサイトをみつけました。
最近それを価値「観」ではなく
価値「感」と書く人を目にするようになってきました。価値「観」という言葉を使う時に、
価値「感」と書いている人は
その違いに気がついていないのかもしれない。
ビンゴ!まさにコレだ〜
きたーーーっ!という感じです。インディ中西さんは、わたしよりも先にそのように考えてネットに掲載していたのです。
さらに、こう続けています。
「感」 は、外部の物に触れて内部に変化を生じること。
どちらかと言うと受け身、物事や出来事を直感的に受け取っている。そして 「観」は物の見方・考え方
自分が主体的に見て、考えるので能動的なのだ。
「感」 は受身、「観」は能動と考えると、しっくりきました。点と点がつながって線になった感覚です。さすがインディ中西さん、ありがとうございました。参考にさせていただきます!
- 価値観:能動的にモノを見て、思い考えたコト
- 価値感:受け身で感覚的に思ったコト
<価値観>は自発的で積極的な考え方、<価値感>は受け身で消極的な考え方ということかなと理解しました。
Webマーケターに必要な2つの視点
<価値観>と<価値感>という言葉の意味を調べてきましたが、Webマーケターとして2つの言葉がなくてはならないと感じました。
理由としては以下となります。
<価値観>はマーケター視点の考え方で、<価値感>は消費者(顧客)視点の考え方だから
<価値観>はマーケター視点
<価値観>は積極性です。自ら相手(買い手側)の価値を求め、消費者(顧客)のバリューやベネフィットを探す人というイメージです。
だから<価値観>というのは、Webマーケター側からみた消費者(顧客)への視点なのです。
<価値感>は消費者(顧客)視点
逆に<価値感>は消極性です。自ら追い求めることはせず、日々の生活の中で販売者(売り手側)の感覚に染まらず、斜に構えず、マーケターの広告や仕掛けを受け止める人というイメージです。
だから<価値感>というのは、消費者(顧客)からみた、小売やメーカーなど(売り手側)への視点なのです。
もちろんこの2つの言葉の解釈としては賛否両論あります。お伝えしてきたことは全てわたしの主観となります。
どちらが大事ということではなく、Webマーケターとして<価値観>と<価値感>という両方の考え方を意識していたいと思いました。
まとめ:漢字が1文字違うとかなり違う
漢字が1文字違うだけとはいえ、ずいぶん違う解釈をしました。いままでは、あまりその違いを認識していませんでしたが、ここまで正反対の解釈をしたら、意味合いをしっかりと受け取って、正確に書いていきたいと思いました。
ちなみに<一所懸命>と<一生懸命>の違いは?
こちらは2番目の漢字【所】と【生】が違いますね。こちらも色々と解釈や意味合いがありそうですが、説明はまた今度ww
最後に
今回はWebマーケターに必要な2つの視点として<価値観>と<価値感>の違いをお伝えしてきました。
よかった、勉強になった、面白かったという人は離脱してよしっww ありがとうございました!