中学校で技術・家庭科は常に「5」だったと記憶しているこまおです!
あなたの家にはもったいない空間、いわゆるデッドスペースはありませんか?
うちにはリビングに「開かずの窓」があるんです・・・
- デッドスペースをなんとかしたい
- 空間がもったいないので改善したい
- 収納を増やして快適にしたい
わたしの家の場合、となりの家と隣接している窓は、お日様も入らないため、シャッターを閉めて「開かずの窓」にしていました。
そのようなデッドスペースを、ちょっとした工夫で快適収納スペースにしたDIY(ディーアイワイ)体験をお伝えします。って言うほどかどうかは、記事をご覧ください(汗)
我が家のデッドスペース「開かずの窓」をなんとかしたい!:DIY調査編
こちらが我が家のリビングにある「開かずの窓」です・・・けっして怖い話ではありませんw
隣家と近いため開けるわけにもいかず、外のシャッターも閉めている窓。カーテンもつけているのに、存在感だけあるけど、何の役にも立たない、まさにデッドスペースなんですよね。
外のシャッターを開けてもこのような感じです。隣の家から丸見えで、すごく隣と近い・・・
だからシャッターは閉めっきり。カーテンも閉めっきりなので、ここに窓の必要性を感じません。
「もったいない」「なんとかしたい」とず~っと思っていました。
そうだ!この窓に棚を作っちゃえばいいのでは?
たしかにその窓は奥に15cmほどへこんでいますので、漫画や小さめの書籍、小物なら充分に置ける空間になりそう。
またカーテンで閉めれば、知り合いが来たら隠すことも可能です。我ながら良いアイデア!と、我が家の開かずの窓に棚を作るべくリサーチを始めました。
発見!MONOQLOの特集で見た2☓4(ツーバイフォー)の木材がいい感じ
これだ!これしかないかも?
突っ張りパーツで有名な「LABRICO」「ディアウォール」というメーカー
知っている人は知っているこの「突っ張りパーツ」という資材。MONOQLOという雑誌には「突っ張りパーツ」という名称で書かれていました。
LABRICOという2☓4アジャスターの特徴
LABRICOという突っ張りパーツの特徴は、上にあるアジャスターで調整ができるという点。後でご紹介するディアウオールと比べると、揺れや重さなどの荷重に強い印象です。
ディアウォールという2☓4アジャスターの特徴
最初に知ったのがディアウォールでした。この商品の特徴はLABRICOのようにネジで調整するのではなく、ばねの力で突っ張る方法のようです。誰でも簡単に施工できるというのが売り文句です。
ウ~ンどちらを使うか迷いますね。。。取り急ぎ先に進みましょう。
窓を2☓4(ツーバイフォー)の木材で棚を設計してみた:DIY計画編
感覚的に棚を作ろう!と考えたまでは良かったのですが、実際に窓の大きさを計測してみて進み始めると、生半可な考えでは作れないと感じました。
まずは土台の窓の全体サイズを計測してみた
100円ショップで購入した、茶色い紙のノートに、手書きで(しかも汚い字で)書きなぐりましたw
窓の仕様は段違いなので、奥行きの広い方と狭い方の窓が、半分っこになっています。窓枠の縦と横、奥行きを考慮して棚を作ろうと思います。
数センチとはいえ、こんなに奥行きがあるとは思いませんでした。当たり前ではありますが、棚を作ろうとしなければ、絶対に意識しない空間ですね。
2☓4(ツーバイフォー)の木材で棚を設計してみた
まずはMONOQLOでもあったように、2☓4の木材を中心に考えました。2☓4(ツーバイフォー)って断面図のサイズを確認すると、意外にゴッツい感じ(太い印象)の木材でした。
そうなんです。2☓4の木材の断面は、縦が38mm、横が89mmというサイズに決まっています。全長は長くて2,438mmと、2Mを超える資材があるようでした。
そもそも2 ✕ 4ってなに?
なんとなく家の建て方の工法として2 ✕ 4(ツーバイフォー)工法があるというのは知っていましたが、詳細な内容はわかりませんでした。
2 ✕ 4とは?
建築に使用されることから、規格化された木材の流通が非常に多く、成長の早い木であるため安価に流通していて、ホームセンターでは置いてない店がないほどメジャーな木材となりました。
加工もしやすく、はじめから、ある程度表面が研磨してあり角は面取りまでしてあります。旧来の角材と比較すれば、トゲが刺さる心配や面取り・研磨の手間がなく、楽にDIYに挑める木材です。
良くSPF材と呼ぶ人もいますが、これは2 ✕ 材の樹種(木の種類)の事を言っています。SPFとは、常緑針葉樹の総称で、S=スプルーフスプルース(Spruce、米トウヒ)P=パイン(Pine、マツ類)F=ファー(Fir、モミ類) を合わせた呼称です。
参考サイト:DIY industrial design
名称 | 呼び方 | サイズ(mm) |
1 ✕ 4 | ワンバイフォー | 縦 19 ✕ 横 89 |
1 ✕ 6 | ワンバイシックス | 縦 19 ✕ 横 140 |
1 ✕ 8 | ワンバイエイト | 縦 19 ✕ 横 184 |
1 ✕ 10 | ワンバイテン | 縦 19 ✕ 横 235 |
2 ✕ 2 | ツーバイフォー | 縦 38 ✕ 横 38 |
2 ✕ 3 | ツーバイフォー | 縦 38 ✕ 横 63 |
2 ✕ 4 | ツーバイフォー | 縦 38 ✕ 横 89 |
2 ✕ 6 | ツーバイシックス | 縦 38 ✕ 横 140 |
2 ✕ 8 | ツーバイエイト | 縦 38 ✕ 横 184 |
2 ✕ 10 | ツーバイテン | 縦 38 ✕ 横 235 |
こんなにあるんだ!木材のサイズって・・・
SPF材と呼ばれるDIY用の木材規格だったんですね。サイズが色々とあることがわかりました。
必要な木材の長さや本数を割り出してみた
2 ✕ 4の木材規格(サイズ)がたくさんあるので、なにも2 ✕ 4だけでなくて良いなと思いました。
棚の詳細な設計図を書いてみた
少しわかりづらいですね。縦の柱となる木材は2 ✕ 4を用いて、棚板となる部分は「1 ✕ 4」「1 ✕ 6」を使用することに。
理由は「1 ✕ 4」「1 ✕ 6」は「2 ✕ 4」と比べて、短辺の長さが短いため(19mm薄い)すっきりするからです。
立方体を正面や上面、側面から見たものを作ってみました。昔学校の技術科でやったな〜w えっ?もっと、わかりづらくなったって(泣)
今回購入した木材の種類と断面寸法のイメージ図を作りました。
あとは木材の長さを間違えないように、算出するだけ。それが終わればホームセンターで木材や資材の買い出しです。
近所のホームセンター「コーナン」で木材等の材料購入:DIY資材調達編
いちばん近くて、品数やカットしてくれる場所があったと記憶していたホームセンターの「コーナン」に行きました。さすが専門店だけあって、木材の種類や品数が豊富です。
さっそく木材の選別と購入そしてカット
2 ✕ 4が広告の品ということで安くなっているようです。
- 2 ✕ 4:8F(2,438mm)を2本
- 1 ✕ 4:6F(1,820mm)を1本
- 1 ✕ 6:6F(1,820mm)を1本
上記の「6F」「8F」は長さの単位で、「F」は「フィート」ということです。最初は6Fとか8Fが何をあらわしているのか、まったくわかりませんでした。これで合点がいきました。
コーナンのアプリダウンロードで木材を無料でカットしてもらった
近所にあるコーナンには加工場があります。自分でやれる「セルフ工房」と、お店のスタッフに加工してもらう「加工室」。下記の画像は「加工室」です。
下記の画像がセルフでやれる「セルフ工房」。とは言っても知識や経験がないため、お願いすることにしました。
お店にあるPOPに目が行きます。木材のカット料金が10円値上がったという告知ですね・・・ワンカット30円ならそれはそれで、安いと感じました。
えっ?10カットまで無料?
そのポップの下にアプリダウンロードで10カットまで無料でできるPOPが貼られていました。
木材カットは木材を購入してから
コーナンでの木材カットは、資材を購入してからでないと依頼できません。
また木材カットは本来は有料ですのでご注意ください。アプリダウンロードすれば、10カットまで無料でした。(2019年4月1日時点)またその費用は木材のカット数(1カット30円)で決まります。
木材カット承り書を記入する
カット依頼する際は、スタッフの人がわかるように、下記のような設計図を記入しなければいけません。
いよいよカットしてもらいます。カット室をのぞいちゃいましたw
カットされたての木材たちです。
あれだけ長かった木材(最大8フィートw)がすべて短くなって出てきました。バリが凄い。
その他に購入した資材はこちら
ディアウォール3セット
うぅ意外に高い、、、
釘ネジ
釘だと強度が心配だったので、太くてネジ式のものを購入しました。
電動ドリルがあるのが前提ですw
L字の棚受け用金属
棚受け用のL字型金属プレートです。
紙ヤスリ
家のどこかに絶対あるんですが、どこにあるか、ぜんぜん見つからない。探している時には見つからないので、探す手間よりも買っちゃいました。
さぁこれから、家に戻って棚を作るぞ〜
コーナンでの購入金額は全部で6,000円強でした。そのうちの半分がディアウォールだなんて(泣)。それを除けば合計3,000円で収納棚が作れてしまいます。それくらいの費用感なら良いですよね。
我が家の「開かずの窓」に棚を作ってみた:DIY実践編
いよいよ資材が揃いました!これから棚を作っていきます。
カットした木材の角をヤスリがけ
さすがにカットされた木材の角はバリバリであぶないので、そのままでは使えません。ホームセンターで購入したヤスリで木材の角のバリ(ささくれのような部分)を取っていきます。
ヤスリがけ前の木材はこんな感じにバリバリだった
きれいに切れている部分もありますが、鋭利な感じなのでもう少し丸みをつけた方が良さそうです。
ヤスリがけ後の木材はこんな感じに仕上がった
少しわかりづらいかもですが、バリがとれて多少は丸くなりました。
キレイになった木材を窓に当て込んでみる
さぁバリ(木材のささくれ部分)もなくなったし、窓枠に入れ込んでみましょう。
ん?
おっ・・・ディアウォール分の長さをカットしてなかった!
しっかりメモでも書いていたのに。。。どこで間違えたんだろう。不思議です。
失敗!突っ張りパーツの長さを考えずにカットしちゃった!
が~ん。。。やってもうた〜。と思っていたのですが、この窓枠の高さでディアウォール(突っ張りパーツ)の必要性ってある?
ディアウォール(突っ張りツール)をかまさない方が絶対にいい!
と考え、このまま進めることに。一瞬、家でのこぎりで切ることを想像しましたが、何本も切ることを考えたらゾッとしました(苦笑)
1 ✕ 4や1 ✕ 6の棚の幅も、ピッタリと収まってちょうどいい感じ
棚の位置を鉛筆と定規で支柱に書き込む
これが意外にも、一番むずかしい作業でした。
作業を進めていると水平垂直でないような錯覚になる
鉛筆と定規で木材に下線を引いていくと、その線のラインが水平垂直でない錯覚になっていました。
反省!下線は窓枠に組み込む前にやろう!
この水平垂直じゃない錯覚は、窓枠に取り付ける前(つまり床で)やっておけば良かったと、今さらながら思いました。
また失敗!高さを間違えて水平がずれちゃいました(泣)
下線を書き進めていくと、今度は錯覚でなく本当にずれいたのがわかり、やり直ししました。。。
一番難しかった作業は、鉛筆での下線だったというのが一番泣けてきます。
いざ!電動ドリルでL字型金具を支柱に取り付け
電動ドリルは昔購入したのがあったので、それを今回の棚でも使います。
久しぶりに使うと、右回りと左回りを変えるスィッチの場所などを忘れていました(泣)
電動ドリルが大活躍。電ドリが無ければ死んでたな!
電動ドリル最高っす!かなり楽ちんですね。無かったら絶対に指先や腕が筋肉痛になってたはずw
電動ドリルはAmazonで2千円代後半ぐらいから購入できる
わたしが購入した電動ドリルは5年以上は経っていますが現役で使えます。DIYをするなら気軽に購入できる金額ですし、必須アイテムなので買っておいて損はありません。
電動ドリルでネジを押し込んでいきます。なんか写真で見ても曲がっている感じありません?
最後の作業!棚板をL字形金具に取り付け
L字型金具を取り付けたら、1 ✕ 4や1 ✕ 6棚を電ドリとネジで付けていくだけです。
完成!デッドスペースだった窓に棚ができました
色々ありましたが、何とか棚が完成しました。これで棚に物が置ける状態となりました。
まとめ:死んでいた開かずの窓が収納場所&快適空間になったよ
さっそく物を置いていきましたが、漫画や本・ゲームソフトくらいしかありませんでした(汗)
完成後のビフォー&アフター
開かずの窓:ビフォー
開かずの窓:アフター
なんということでしょう!開かずの窓に棚ができて快適収納スペースに。
最後のセリフが言いたかっただけ感はありますが、ぜひあなたも開かずの窓があれば、参考にしてみてください。
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