“Webマーケティングを超★効率化する<ピラミッド型 顧客分析の手法>基礎編”と題してお伝えしていきます!
顧客の状態をピラミッド型の階層にわけて分析することで、とても効率よくWebマーケティングの施策がおこなえます。基礎編なので応用編もありますよ!
なぜ顧客をピラミッド型の階層にわけ分析するのか?
自社の顧客のことを考えてみよう
あなたは顧客のことをどれだけ考えて、商品やサービスを提供していますか?
と、、、いきなりアドレナリンが分泌してしまう質問ですよね(汗)顧客とは企業の商品やサービスを購入してもらいたいターゲットになるお客様のことです。
顧客の言葉の定義はこちらを参照ください。
顧客のことを考え分析するのは、Webマーケターが実践しておきたい重要な最初の過程です。
顧客(ターゲット)は切り口によって無限に存在する
無限というのは大げさですね(苦笑)
切り口によって、色々な状態(ランク)の顧客が存在するというのが言いたいことです。例をあげてみましょう。
- 企業のことを何も知らない顧客
- なんとなく調べている顧客
- 比較検討段階の顧客
- 購入寸前の顧客
- 一度購入した顧客
- 複数回以上にわたっている顧客
- クレーマーな顧客などなど
少し考えただけでも、たくさん出て来ました。切り口は「購入」だったり「比較」「苦情」など色々とあります。
顧客を考えることは顧客分析のスタート地点
顧客を切り口によってたくさん区分けることができました。その切り口や基準によって分類することが顧客分析の第一歩です。
分析
物事をいくつかの要素に分け、その要素・成分・構成などを細かい点まではっきりさせること。
検索結果:Google検索「分析 意味」
顧客を知らずしてWebマーケティングすることなかれ
そのような顧客を一括り(ひとくくり)にして、Webマーケティングを考えるのは大海で当てずっぽうに釣り糸を垂らすようなもので、大変に無駄な作業というのがわかりますね。
魚を釣るためには、魚のいるポイント(場所)で釣りをする必要があります。
顧客をわけるというのは、海や川(市場)において、どこに・どんな魚(顧客)がいるかを理解することになるんです。
魚(顧客)がまったくいない所にエサ(広告)を投げて、釣れる(購入してくれる)わけがありません。それよりも魚が群れをなしている場所でたくさん釣りたいですよね。
顧客分析をするとWebマーケティングが効率的になる3つの理由
ピラミッド型に階層わけして分類するとなぜWebマーケティングが効率的になるのでしょうか?その理由を説明していきます。
- 顧客の属性・特徴が絞られるのでターゲットが明確になる
- ターゲットが明確になるので施策を実行した時の精度があがる
- 精度があがるので無駄がなくなり費用対効果もあがる
顧客のことをまったく考慮せずにWebマーケティングするよりも、無駄が無くなるのですから必然的に成果はあがります。
逆に言えば、顧客を分析していないWebマーケティングは、とても非効率なのです。次は具体的に切り口にそって階層にわけていきます。
顧客をピラミッド型の階層にわけていく
それではピラミッド型の階層に分類していきましょう。
どんな切り口でわけていくか
まずは購入という軸で「購入前」と「購入後」にわけます。
購入前は認知という軸で「潜在顧客」と「見込顧客」にわけ、購入後は購入回数という軸で「新規顧客」と「リピーター」「ファン」の3つにわけていきます。
その認知から購入の時系列の過程をピラミッド型の階層にしていくというものです。
購入前(認知しているか?)
- 潜在顧客:認知していない
- 見込顧客:認知している
購入後(購入回数はどれくらいか?)
- 新規顧客:1回目の購入
- リピーター:2〜3回目の購入
- ファン:5回以上の購入
この階層わけはあくまでも一例です。企業の考え方や状態に応じて変更してください。今回は5つの階層にわけてみました。
階層わけした顧客をピラミッド型に分類する
下記の図のようなイメージになります。
- 1階層目:潜在顧客
- 2階層目:見込顧客
- 3階層目:新規顧客
- 4階層目:リピーター
- 5階層目:ファン
1階層づつ説明していきましょう。
1階層目:潜在顧客
潜在顧客とは、その企業のことをまったく知らない、認知していない顧客のことです。有名な企業でないかぎり、ほとんどの顧客は潜在顧客となります。
企業の認知率:企業メッセージ調査2015
ただ消費者という言葉の意味とは違って、その企業を全く知らない(認知していない)というのには語弊があるかもしれません。
言葉のニュアンスが難しいですが、記憶のどこかで覚えている・友達の話で聞いたことがあるなどの記憶の片隅に残っている潜在的な顧客(ターゲット)層です。
まったく無関心な人を顧客(ターゲット)とはしていないのでご注意ください。あくまで見込顧客となりうるターゲットです。
顧客と消費者の違いはこちらを確認ください。お客様とは誰のこと?顧客や消費者との違いをしっかりと定義してみよう
2階層目:見込顧客
あなたの企業の商品やサービスを、広告やSNS・お店への来店などで認知した顧客のことです。
まだ購入にはいたらないお客様ですが「認知したばかり」か「購入の一歩手前か」により「弱い見込顧客」と「強い見込顧客」にわける場合があります。
3階層目:新規顧客
初めて購入した顧客のことです。
認知されてから信頼関係が構築され、1回目の購入に至った段階のお客様をいいます。購入したばかりの段階は2度目の購入を促すようなメール等でのアフターフォローが有効です。
4階層目:リピーター
2回〜3回購入した顧客のことです。
2回〜3回購入するということは、企業の商品・サービスに満足していただいている可能性が高いです。
5階層目:ファン
5回以上購入している顧客のことです。
この状態の顧客は企業の商品やサービスに詳しくなって、メリットとデメリットを語れます。それが口コミとなるなど周囲に広めてくれます。
※この顧客の購入回数などの定義は企業の考え方や状況により変えてください。
まとめ
階層に分類する方法はわかりましたでしょうか?今回は顧客の状態を階層わけして分類することがゴールです。
今回はWebマーケティングを超★効率化する<顧客をピラミッド型の階層に分類する手法>基礎編をお伝えしてきました。
よかった、勉強になった、面白かったという人は離脱してよしっww ありがとうございました!