ペーパー二級建築士歴8年のこまおです!
いや~二級建築士に合格してから、かなりの年月が経ちます。早いものですね・・・
二級建築士の学科試験に合格したのが2007年の夏。その学科試験が合格か不合格かもわからない状態で、設計製図試験の講座を受講しました。
今までは学科試験しか勉強していないので、設計製図試験がどういうものなのか?まったくわからず焦って時間ばかりが過ぎていた記憶があります。
もちろん設計製図試験においては、まるっきりの初学者。知識も無ければ道具もありません。
そんな私が設計製図試験におすすめの道具をご紹介していきます。初学者の方の参考になれば幸いです!
二級建築士の設計製図試験に必要な道具とは?
知っていれば買わなかったのにという製図道具もあります。すでに受験したときは社会人だったので、製図板以外はそれほど値段を気にせず購入していました。
このペーパー二級建築士のわたしが厳選した道具や、けっきょく使わなかった道具をご紹介していきます。ぜひ購入の参考にしてください。
設計製図試験に購入してのぞみたい道具10選
本当に必要なのは1〜5まで。6からの道具は好みの問題です。
これを揃えないと設計製図試験では話にならない道具を集めてました。
- 製図板:これが一番高いし、サイズも大きい
- 製図用シャープペン:鉛筆にはこだわりたい
- シャープペンの替芯:意外と大事な芯の濃さ
- 消しゴム:消えれば良いだけではない
- 勾配定規:何なのこれは?でも大事
- 三角定規:これも必要です
- フローティングディスク:鉛筆の粉対策
- 電卓
- エスキス用紙
- 時計・ストップウォッチ:時間が大事です
製図板:これが一番高いし、サイズも大きい
おすすめはレモン画翠の製図板ですw 詳細は下記のページを参照ください。
レモン画翠の平行定規はマックスのOEM製品
こちらはおすすめレモン画翠の本家版です。マックスは定規でも有名なメーカーです。レモン画翠の平行定規はこちらのOEM製品なんです。
Amazonでかんたんに購入できるし、マックスを購入した方が楽ですね!
製図用シャープペン:鉛筆にはこだわりたい
つかず離れずの自分の製図を表現してくれる一番大事な製図道具だと思います。
こちらもおすすめ記事は下記を参照ください。
ロットリング・製図用シャープペン ロットリング500/0.5 502505N
これは持ち味、描き心地、そして長時間の製図試験に最後まで対応ができる逸品でした。
シャープペンの替芯:意外と大事な芯の濃さ
描き心地や描き味なら替芯も大事
描き味というのは、シャープペンとシャープペンの芯を組み合わせた感覚になります。今回はさらっと紹介しますが、やはりおすすめは三菱鉛筆のハイユニ「B」0.5mmです。
シャープペンの替芯の最高峰だと勝手に決めつけています。※比較したことないですが・・・
消しゴム:消えれば良いだけではない
消えれば良いのではなく、MONOの消しゴムのように消しカスがまとまるといいです。いま言うかわかりませんが、プラスティック消しゴムが良いと思います。
昔にあったら絶対に買っていた製図用消しゴム
あと製図は図面表現(アートでなく、課題をクリアするため)が大事だと思っています。
エッジの効いた角が鋭角な消しゴムも持っていってました。
勾配定規:何なのこれは?でも大事
勾配を測る際に使ってましたね。
どうやって使うのか? 目の前に出されても今はわかりません・・・たしかメーカーはステッドラーかドラパス、ウチダのいずれかだったような気がします。いずれも有名な定規メーカーですw
三角定規:これも絶対に必要です
三角定規は取っ手付きでテンプレート(三角や丸、四角の穴があいた)があるものを購入しました。取る時にすごく便利で、とりやすさを優先。テンプレートはほぼ使わずでした。
鉛筆の粉対策:フローティングディスク
紙に直接三角定規をあてると鉛筆の粉がついて、画面が汚れてしまうのでフローティングの丸い金具を買ってました。
電卓
これは小さいので良いと思いますが、あると計算が楽で便利だったような。たしか関数や特殊な計算が使える高度なものはNGだったはず。※下記に携行NGのものを掲載しています。
たしかキヤノンの計算機でした。カバーがついて胸ポケットにも入る大きさが良かった記憶があります。
エスキス用紙
これは予備で持っていってました。使い慣れた5mm方眼用紙のB4サイズのものでした。レポートタイプでかんたんに切り取れるものです。
これはA4サイズですけど、、、
時計・ストップウォッチ
これは時間が進んだり、遅れたりしなければ、腕時計で良いと思います。しっかりとした四角い形状のストップウォッチタイプのものを使ってる人が多かった印象です。
製図試験の縁の下の力持ち!これも揃えたい製図用具5選
- マスキング(ドラフト)テープ:縁の下の力持ち
- 蛍光ペン:見やすくメリハリがつきます
- 羽根ぼうき・ハケ:意外と重宝する
- A3クリアファイル:製図用紙を入れます
- 三角スケール:これぞ建築士の醍醐味?
マスキング(ドラフト)テープ:縁の下の力持ち
これは重要なアイテムですね。しっかりと製図用紙を製図板に止めてくれます。
くれぐれも乱暴にはがさないでください。せっかく描いた製図用紙がやぶれちゃうなんてこともありますので(汗)
製図用マグネットプレートの代わりはマスキングテープ
蛍光ペン:見やすくメリハリがつきます
赤と青の半分になった鉛筆も持っていきましたw 蛍光ペンの黄色はやはり課題のポイントがわかりやすくなって、忘れることが少なくなります。
フリクションの蛍光ペンタイプはやめたほうが良いです。理由はインクがかなり薄いから色が目立たないためです。
羽根ぼうき・ハケ:意外と重宝する
あると消しゴムのカスが一度にはけるので便利です。ウチダ製を持っていました。
A2かA3サイズのクリアファイル:製図用紙を入れます
クリアファイルがあれば、描いたものや新品の製図用紙を守ってくれます。
ただし大きさがA2サイズだとちょうど良いのですが、A3サイズだと一折しないといけません。A4サイズならたくさんあるのですが、二つ折りが必要です。
三角スケール:これぞ建築士の醍醐味?
三角スケールを使っていると建築士という感じがします。あこがれの製図道具でしたが、まったく使ってなかったような気がします。スケール感はある程度身につけていたので、使うのは本当の最初くらい?
でもスケール感は大事ですし、建築士になってから必要なので購入しておいて損はありません。
当時購入したのは操作しやすい取っ手がついた15cmほどの黒い三角スケールでした。
あると便利!無くてもなんとかなる!?製図道具5選
購入したけどけっきょく使わなかった製図道具があるんですよね。
- 製図用マグネット:使えないと言ったほうが正解?
- 製図用テンプレート:結局使わなかった(泣)
- 字消し板:あると便利ですが無くても・・・
- 定規スタンド
- コンパス
- ペンケース
製図用マグネット:使えないと言ったほうが正解?
最初に製図板に製図用紙とこのマグネット板をセットして使っていました。
用紙が動く、動く。まったく使えないと言って良いレベル
さきほど紹介したマスキングテープを使っていたので、用無しよ!
これは製図板に付属しているので購入する人はいないと思います。
製図用テンプレート:結局使わなかった(泣)
けっこう使えそうなんですけどね。。。あの試験の喧騒の中では、まったく使う余裕がありませんでしたね。
けっこう使い勝手が悪く、書きたい場所とズレたりするんですよね。。。だからフリーハンドで描いちゃいましたw
字消し板:あると便利ですが無くても・・・
これもまったく使いませんでした。そもそもそんな都合のいい穴の形を探している方が時間かかっちゃうよ!みたいな。
ステッドラーのいいヤツを買っちゃってましたね。
定規スタンド
これは何だったっけ?みたいなくらい不要でしたね。持っていくのも大変だし、製図スペースは大体狭い所ばかりでしたが、三角定規の場所はなんとかしていました。
コンパス&
これも使えばカッコいい外構の製図表現ができるんですけど、これを使うならフリーハンドで時間を短縮していました。
コンパスと言えばステッドラーでしょうw
ペンケース
これは別に買わなくても。。。でもあると、シャープペンや芯や消しゴムがまとまるので便利です。立てられて省スペースなものを買っちゃいました。
いまはネットで買えるからすごい便利
こんな製図用セットもあるんですね。便利になったものです!
平行定規なしの基本セットだけの安いのもあります。
設計製図の試験において持ち込みが可能なもの
そもそもとして、試験当日に持ち込めるものとして指定がされています。
公益財団法人の建築技術教育普及センターに、下記のようなページがあるので確認しておきましょう。
製図試験において持っていく物、持っていってはいけない物が記載されています。
「必ず携行するもの」「携行できる」「携行できない」の3通りに分けて書かれています。
a 必ず携行するもの
受験票、黒鉛筆(HB又はB程度、シャープペンシルを含む。)、消しゴム
参考サイト:「設計製図の試験」
b 携行できるもの
製図板〔45cm×60cm程度とし、傾斜用の軽易なまくらの使用は可とする。ただし、使用に際しての製図板の傾斜角度は30度以下とする。〕、T定規(60cm程度)、平行定規、その他の定規(直定規、三角定規、勾配定規、雲型定規)、円・だ円・正三角形・正方形及び文字用の型板(テンプレート)、三角スケール、分度器、コンパス、ディバイダー、ハケ、画びょう、製図用テープ、しんホルダー、鉛筆ケズリ、消し板(テンプレートとしての使用は不可)、計算尺、電卓(加減乗除、ルート、メモリー、%機能、関数機能を限度とし、プログラム機能を有せず、小型で音のしないもの)、問題チェック用の蛍光ペン・色鉛筆(解答するに当たり、蛍光ペン・色鉛筆で作図しないで下さい。)、滑り止めマット(他の受験者の妨げになるものは不可)
参考サイト:「設計製図の試験」
c 携行できないもの
ドラフター、問題用紙つり器具、認められる図形及び文字用以外の型板(テンプレート)、点線・破線等を引くことができる型板(点線スケール)、ソロバン、メモ用紙、トレーシングペーパー、電動消しゴム、その他、上記a、b以外のもの
参考サイト:「設計製図の試験」
まとめ:製図用具は高いので厳選して購入しよう
二級建築士の設計製図試験はアナログなので、とてもかっこいい印象があります。
たしかに製図試験だけしか使わないという道具があるのも、もったいない気がします。
いい道具は実際に良い仕事をしてくれますが、使わない道具もあったりするので、必要な道具を厳選して購入していきましょう!
(^O^)/
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