二級建築士の資格取得を目指す人を応援したいこまおです!
現在はWeb担当ではありますが、昔はアナログな販促や広告の世界に身をおいてました!そんな私ではありますが、実は二級建築士の資格があります。
とは言っても二級建築士の業務では完全な素人で、その資格を取得するまでに二級建築士の受験を5回も経験しています。
その経験を余す所なくお伝えして、皆さんの役に立ってもらおうと思いたち記事を書きました。
そんな駄目人間の経験が役に立つんか〜
お、おっしゃる通りです・・・(;・∀・)
そこは反面教師として、人のふり見て我がふり直せ的な記事としてご覧ください(泣)今回はわたしの失敗や経験をお伝えしていきます。
この記事を書こうと思った動機・理由
なぜECサイトのWeb担当が、そのような応援する記事を書こうと思ったのか?それは下記のような想いがきっかけです。
自分の失敗を、誰にもさせたくない!
このキーワードは当サイトのコンセプトでもありますww
私の経験・体験を情報発信していくことで(一人でも過去の自分のような)情報を求めている・困っている人の役に立つこと。
「二級建築士の受験沼」にハマっていたあの頃の私へ伝えたい
私は二級建築士の資格を取得するのに、トータルで約7年ほどかかっています。今でこそ話ができますが、その当時は「二級建築士の受験沼」にどっぷりとはまっており、最悪の状態でした。
もしもタイムマシーンがあるなら、当時の私に色々とアドバイスをしたい。そして最後にこう言ってあげたい。
大丈夫。きっと君は合格できるよ!
仕事が肉体的にも精神的にも非常につらく、建築士の資格取得が唯一の希望だった当時の自分が言われたら、さぞかし嬉しかったのではと思います。
きっかけはアホな自分の使命感
ある時、ふとしたきっかけから、ひょっとして、私のアドバイスを必要とする人・待っている人がいるのでは?!と図々しくも思うようになりました。
こんな自分の経験だからこそ、他の人が同じ過ちを繰り返すことがないように知ってもらう必要がある、いや皆知りたいと思っているはずだ!と図々しくも思ってしまったのです。
そんなアホなヤツには聞きたくない!という方はここで離脱しちゃってくださいww
これから取得を目指す方には、私のようにな失敗や苦労をせず、短期間で合格して早く実務に取りかかって欲しいです。またその必要があると思っています。
ですので、このサイトは二級建築士の資格を取得しようとする人のための、おバカ(私のようになること)防止の記事なのです。
資格は最小限の労力と最短スピードで取得するべき
資格取得だけでは二級建築士のスタート地点とは言えません。実務ができるようになってからが本当の始まりです。
なぜなら資格取得だけでは費用<コスト>しか発生せず、1円も稼げないからです。
だから資格を取得する際の基本的な考え方は、必要以上の費用や労力をかけず最短コースで取得するべきなのです。
7回も受験した私の経歴について
私はペーパー二級建築士です。たまたま(先輩の一言から)自分に二級建築士の受験資格があることを知り、受験して、合格して、資格が取得できました。
私は二級建築士の資格は持っていますが、いわゆる「建築業界」と言われるような職場や企業で働いた経験はありません。
また実際の家や施設などを設計したこともない、建築士としては素人同然です。だからペーパー二級建築士という言葉がピッタリだと思っています。
このサイトで自分が作った造語で、意味合いとしてはペーパードライバー(和製英語)と同じです。免許証を取得し現に有効な免許を保有しているものの、使う機会がない二級建築士のことを指しています。
私の二級建築士の受験歴<受験クロ歴史>
私は二級建築士の資格をかなり苦労して取得しました。2004年に学科試験を初受験、合計で5回もの試験を受け、ようやく2010年に二級建築士の免許に登録ができました。
毎年受験していたわけではないのですが、合格するまでに約7年間の歳月を費やしています(泣)以下は自分の受験年表ですww
本当におバカですね〜。こんなに受験しちゃってます。。。箇条書きにすると一目瞭然なところが悲しいですね(泣)
2003年(平成15年):先輩の運命?の一言
私は某業界の従業員数1,000人くらいの企業に勤めていました。本部の販促や店舗開発の部署でチラシを作ったり、看板広告を管理したり、店舗やビルなどの施工管理をしておりバタバタと働いていました。
「いまの君なら二級建築士になれるんじゃない?」
同じ職場の一級建築士の先輩と外でランチを食べていた時にいきなり言われました。建築士という職業に憧れていた時代もありましたので、その一言には非常にビックリ。その時思ったことは…
- はぁ?先輩いきなり何いってんの…
- この俺が二級建築士?ぜったい嘘でしょ!
- 適当な発言をしないで欲しいんですけど!
- でも二級建築士になれたら素敵だよなぁ…
結局、返した言葉は「またまた〜 ○○さん、冗談はやめてくださいよぉ〜」だったと記憶しています。その先輩は職場で働く唯一の建築士(しかも一級)で非常に尊敬しておりました。
当時の私は30代前半のバリバリサラリーマンビジネスマンでした。仕事で疲れている私に気を使って言ってくれたのか。。。何を思って言ってくれたのか。未だに謎ではありますが良くも悪くも運命の一言でした。
そんな私のしょぼい学歴
いわゆる地方の私立工業大学を卒業しました。デザイン系の学科だったこともあり、建築関連の単位は取得していました。その当時の教科書もまだ保管してありますww
その頃の建築系の授業は本当に面白くて、建築士になってビルや施設を設計できたら・・・などと妄想レベルで思っていた学生時代です。その単位が二級建築士の受験資格の役にたつとは、その時は思ってもいませんでした。
こんな自分に二級建築士になる資格があるのか?
本当に二級建築士になれるのだろうか?という疑問と、もしかすると?という淡い期待からリサーチが始まりました。まずは書店に行って確認。
「おぉ〜、俺って受験資格あるじゃん!」「さすが先輩だよな〜人生の恩人かも!」などと、はしゃいで喜んだのを覚えています。いま思えば、ここからすでに受験沼にハマっていたのかもしれません(泣)
2004年(平成16年):学科試験<初受験>
なんやかんやで初受験です。受験のための勉強を始めてから8ヶ月くらいだったと記憶しています。
- 計画:11点(合格基準点は13点 −3点)
- 法規:14点(合格基準点は15点 −1点)
- 構造:8点(合格基準点は13点 −5点)
- 施工:10点(合格基準点は14点 −4点)
- 合計:43点(合格基準点は63点 −20点)
- 総合点:まったくもってクリアならず
- 足切:全学科クリアならず
不合格ではありましたが、独学なのに初受験で合計43点もとれていたことにビックリしました。平成16年の合格基準点が63点だったので、あと20点とっていれば合格(初学者が8ヶ月足らずの独学で)。。。予想外に良い点数に当時の自分はこう思いました。
おっ (。・ω・。) けっこう楽勝じゃね?
これこそが、さらに深い二級建築士の受験沼に入り込んでしまう、邪念だったのかもしれません。。。
2005年(平成17年):学科試験<2回目>
最初の試験の点数が思いのほか良かったので調子に乗っていたのと、仕事が忙しかったことで、合格通知ハガキで”不合格”を知りました。(たしか通知ハガキは数ヶ月遅れて通知される)
- 計画:18点(合格基準点は13点 +5点)
- 法規:15点(合格基準点は12点 +3点)
- 構造:15点(合格基準点は13点 +2点)
- 施工:12点(合格基準点は13点 −1点)
- 合計:60点(合格基準点は60点 ±0点)
- 総合点:クリア
- 足切:施工だけクリアならず
合格基準点には達していたものの、施工が足切りに引っかかってしまいました、しかもあと1点で。。。
総合点の合格基準点が60点だったので、総合点は60点の同点でクリア。施工が1点取れていれば合格していたのです。
ウソでしょ…( ̄◇ ̄;)
悔しさと絶望が怒涛のように自分を襲い、心が折れる音を聞きました。この不合格通知で、翌年の二級建築士の受験はあきらめたと記憶しています。
2007年(平成19年):学科試験<3回目>
なんで再び受験しようと決心したのかは、覚えていません。※この3回目の受験を決心した段階でブログを始めています。記録しておくというのは大事です。今では貴重な資料です。
ちょうど受験を決心した2006年の夏か秋頃、会社の存続をかけた一大プロジェクトが始まりました。ブラック企業という言葉は当時ありませんでしたが、それに近い状態で、自分にとって非常に苦しい時期でした。
それでも「前回のあの悔しさを経験したくない」「絶対に合格してやる」という強い気持ちで勉強を進めようと思っていました。なぜ施工が足切りだったのか?自分の弱点科目は何か?今までの反省より、勉強方法を徹底的に見直すことから初めました。
その経験が昔の自分にアドバイスしたい部分でもあり、このサイトの内容や趣旨でもあります。そのおかげか2007年の学科試験は無事に合格しました。
- 計画:17点(合格基準点は13点 +4点)
- 法規:17点(合格基準点は13点 +4点)
- 構造:16点(合格基準点は13点 +3点)
- 施工:17点(合格基準点は13点 +4点)
- 合計:67点(合格基準点は60点 +4点)
- 総合点:クリア
- 足切:全学科クリア
うっしゃぁ~~~!
今でもあの学科試験の合格発表の感激は忘れることができません。
それまでの不合格や人生のプレッシャーなどの重苦しい塊のようなものが、どこかに吹っ飛んだ瞬間でした。
2008年(平成20年):製図試験<初受験>
仕事は激務を極めました。それまで他の人や部署と比べても、自分のしている業務は結構ハードな方だと思っていましたが、今までの業務量やプレッシャー・残業をはるかに上回るタスクが襲いかかっていた時期でした。
ご存知のとおり、学科試験の合格発表から、設計製図の試験までは1ヶ月くらいしかありません。学科試験が終わってからとしても2ヶ月ちょっと。製図や製図試験の経験がなく、仕事で死にそうな私は独学をあきらめて、総合資格学院の製図講座に申し込みました。
会社に土下座レベルでお願いして、なんとか週一度の休みをもらい講習に通っていました。講習の最中にも電話はバンバン鳴り響き(マナーモードですが)こちらから外注業者への連絡もしなければならず、何のための製図講座なのかわからない状態でした。7回くらいあるうちの1回は休んでしまいました。
1回目の製図試験の結果は不合格でした(泣)
結果は惨憺たるもの?と思いきや、初回の学科試験と同じく、そこそこ良かったのです。というかあと少しで合格レベル。。。
ま、またですか、、、
すでにこの頃は学科試験の時の反省や見直しの経験から、すぐに対応しました。自分がなぜ不合格だったのか?今度はどのような図面を書けばよいか。来年はどのように進めていけばよいかなどです。
2009年(平成21年):製図試験<2回目>
昨年の激務は多少身を潜めました。そして今まで自分が勤めていた部署から違う部署に異動になりました。違う環境になったのでハードではありましたが、昨年のことを思えばどんな仕事でも楽な気がしていました。
2回目の製図試験の結果は?
無事に合格できました。学科ほどの感激は無かったですが、これでようやく二級建築士になれる!と思いました。
学科試験で合格した時ほど嬉しくなかったのは、2回目ということもあり合格がある程度は見えていたからかもしれません。とはいっても合格発表を見るまではドキドキでしたがww
ようやくオワタ〜 \(^o^)/
ただ家内が泣いて喜んでくれたのが印象に残っています。私は家族に相当なプレッシャーをかけていたのかなと、、、
やはりどんな資格であれ取得するというのは大変なことです。慎重に計画を練り実行していくべき。一生懸命勉強しているつもりでも、非効率的なことをしていたりします。
時間的な余裕があればよいですが、働いている方にはそのような時間は無いはずです。
やはり費用もかけず、時間も最短で合格するべきで、無駄なことに時間を使うべきではありません。それが私の受験してきた経験則です。※今さらという感じですけど。。。
2010年(平成22年):二級建築士の免許登録
色々と大変でしたが、二級建築士の登録は何とか済みました。登録のためのお金も払い後は免許を取りに行くだけなのですが、実は未だに取りに行ってません。
そもそも設計するような建築業界の会社ではありませんし、異動して業務自体もずいぶんと変わってましたのもあり、必要性がありませんでした。
まだあるのかな自分の免許。。。
二級建築士に合格(登録)して思うこと
合格するまでも・してからも、かなりの年数がたっています。結果としては下記のような経歴になります。
- 学科試験3回受験:2004年・2005年は不合格 2007年に合格
- 製図試験2回受験:2009年は不合格 2010年に合格
このように見ると受験を7年ものあいだに5回も経験しています。本当に長い間よくやっていたよなと自分を褒めてあげたいですww
途中でくじけていたら、このような記事を作ることも無かったですし、このように話をする機会もなかったでしょうから。
ペーパー二級建築士のその後・・・
何より、二級建築士になるために頑張っていた、あの時の情熱が全く無くなってました。燃え尽き症候群というのでしょうか。
あんだけ苦労して取った免許を取りにいかないってww
どうやら自分にとって二級建築士の資格を取得(合格)することがゴールだったようです(泣)
免許も取りにいかないペーパー二級建築士になってしまっています。
まとめ:二級建築士の資格取得で成功する考え方
かなり長文になりました。ここまで、こんな私のつまらないお話にお付き合いをいただきまして、本当にありがとうございます。
最後にペーパー二級建築士の私が、この長い資格取得の経験を通して一番大事だと思う考え方をお伝えし、締めの言葉とさせていただきます。
えっ、ようやく?長くね?長かった割に大したことなくてすみません。
(m´・ω・`)m
1つ、1つ、知識や経験を積み重ね、合格を目指していく。
この考え方が最初からできていたらと悔しい思いです。資格試験は、その資格に必要とされる知識だけを問われます。
資格を取得するということは、その知識を積み重ね、自分の努力で「合格」のラインを越えていくことだと長年の受験経験からわかりました。
今やっていることはすべて合格へつながっている。合格するために今の行動がある!みたいな・・・うまく言えませんが、そのような考え方・イメージをあらわした言葉です。
これは二級建築士の受験に際して(ほかの資格試験にも)役立つ考え方だと思いますので、どこか頭の片隅にでも置いておいていただければと。
ご清聴 ありがとうございました。
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