仕事で失敗したり、人から責められたり、ショックなことがあった時、気持ちが落ち込んでこのように思うことはありませんか?
なんかダメだ、自分には何の価値もない、、、
わたしは何かの拍子に過去のことが思い出されたり、何か精神的にショックなことが起きると、そのように考えてしまいます。
それを引き金にどんどん悪い心象が顔をのぞかせていきます。たとえばこのように。
- 心の中がザワザワして不安になってくる
- セルフイメージが下がりっぱなしになる
- 自信がなくなり心が不安定になっていく
- 暗黒面に落ちてマイナスな感情しか出なくなる
- 生きている価値がないのでは?と思ってしまう
幸運にも、そんな時にネルソン・マンデラ氏のスピーチに出会いました。
自分だけかもしれませんが、そのネルソン・マンデラ氏の言葉から勇気や元気をもらいました。そして何よりも、自分のような存在でも価値がある・生きていて良いのかも・・・と希望を与えてくれたスピーチでした。
わたしのように自暴自棄になってしまっている人にぜひ読んでもらいたい内容です。
みんなに元気になってもらいたい。セルフイメージを上げて、自信をつけてもらいたい。生きて人生を謳歌してもらいたい。そんな気持ちで記事にしてみました。
ネルソン・マンデラ氏とは?何をしてきた人なのか
ネルソン・マンデラという人物をご存知でしょうか?
わたしは名前と顔は何となくイメージできるレベルで知っていました。南アフリカの大統領にもなった黒人の方です。
まずは簡単にネルソン・マンデラ氏がどのような人なのかイメージできるような略歴をご紹介します。もちろん困った時のネットの情報源「ウィキペディア」から引用させてもらいますw
ネルソン・ホリシャシャ・マンデラ(コサ語: Nelson Rolihlahla Mandela、1918年7月18日 – 2013年12月5日)は、南アフリカ共和国の政治家、弁護士である。
南アフリカ共産党中央委員、アフリカ民族会議議長(第11代)、下院議員(1期)、大統領(第8代)を歴任。
若くして反アパルトヘイト運動に身を投じ、1964年に国家反逆罪で終身刑の判決を受ける。27年間に及ぶ獄中生活の後、1990年に釈放される。
翌1991年にアフリカ民族会議(ANC)の議長に就任。デクラークと共にアパルトヘイト撤廃に尽力し、1993年にノーベル平和賞を受賞。
1994年、南アフリカ初の全人種参加選挙を経て大統領に就任。民族和解・協調政策を進め、経済政策として復興開発計画(RDP)を実施した。1999年に行われた総選挙を機に政治家を引退した。
参考サイト:ウィキペディア
すこし読んだだけでも、壮絶な人生を歩んでいる方だと思いませんか?
南アフリカ共和国の弁護士であり、政治家でもあるネルソン・マンデラ氏。自分の信念(反アパルトヘイト運動)により27年もの獄中生活を強いられ、その釈放後にはノーベル平和賞を受賞して、大統領に就任されてるなんて・・・
ネルソン・マンデラ氏が大統領就任演説で語った有名なスピーチ内容
それでは下記の点線よりマンデラ氏のスピーチ内容(英語と日本語)です。
マンデラ氏の大統領就任演説:日本語版
まずは読んでみてください。声に出して読んでもいいと思います。
我々が最も恐れているもの、
それは自分が無力だということではない。我々が最も恐れているもの、
それは、自分には計り知れない力がある、ということだ。我々が最も恐れるもの、
それは我々の光であって、闇ではない。我々は自分に問いかける。
自分ごときが賢く、美しく、才能にあふれた
素晴らしい人物であろうはずがないではないか?だが、そうあってはなぜいけない?あなたは神の子である。
あなたが遠慮をしても世界の役には立たない。
周りの人が気後れしないようにと
あなたが身を縮めることは何の美徳でもない。我々は、自らの内にある神の栄光を現すために生まれてきたのだ。
そしてそれは限られた人々のものではなく、
すべての人の内にある!我々が自らの内にある光を輝かせるとき、
無意識のうちに他者に対しても同様のことを許している。我々が自分の持つ恐れから自らを解放するとき、
我々の存在は同時に他者も解放する。参考サイト:毎日がエドガー・ケイシー日和
わたしはこれを読んだ時におもわず感動してしまいました。人それぞれですので、アホの戯言とおもって聞いてください。
生きていてもいいだよと(死ぬつもりだったわけではありませんw)、うまく言えませんが、何かに許された感じがして心が軽くなりました。
マンデラ氏のスピーチ内容へのわたしの所感
マンデラ氏のスピーチ内容について感じた、わたしの印象をマンデラ氏の言葉の後に続けます。
我々が最も恐れているもの、
それは自分が無力だということではない。
我々が最も恐れているもの、
それは、自分には計り知れない力がある、ということだ。
我々が最も恐れるもの、
それは我々の光であって、闇ではない。
恐れているのは自分に力がないから。自分にはできないことだからと思っていました。
この逆説的な意見に最初から完全に引き込まれてしまいます。
我々は自分に問いかける。
自分ごときが賢く、美しく、才能にあふれた
素晴らしい人物であろうはずがないではないか?
だが、そうあってはなぜいけない?あなたは神の子である。
しびれるのは「素晴らしい人物であろうはずがないではないか?」と下げた後の「だが、そうあってはなぜいけない?」という上げの疑問形の言葉。
たしかに!なんで「そうであってはいけない」と自分は卑下して考えていたのだろう?
神の子です、という部分は改行がおかしいかもしれませんが、ここに付け加えたようなつながりにしました。
あなたが遠慮をしても世界の役には立たない。
周りの人が気後れしないようにと
あなたが身を縮めることは何の美徳でもない。
我々は、自らの内にある神の栄光を現すために生まれてきたのだ。
自分に自信がないと、どうしても遠慮して発言を控えたりすることがありました。
その逆に自信がありすぎて、出る杭として打たれたことも・・・でも
何かを恐れて遠慮したり、何も発言しなければ、何の役にも立たない。それはたしかに美徳でもなにでもありません。
そしてそれは限られた人々のものではなく、
すべての人の内にある!
そのような光り輝く人生を送れるのは、限れた人たちだと考えていた自分がいます。
このような発言からものすごい勇気をもらえた実感がありました。ありがとう!ネルソン・マンデラ氏!!
我々が自らの内にある光を輝かせるとき、
無意識のうちに他者に対しても同様のことを許している。
まだ自分には経験がないこと(これから絶対に経験する・させる!)だけど、はやく自分という光りを輝かせたい!と思いました。
我々が自分の持つ恐れから自らを解放するとき、
我々の存在は同時に他者も解放する。
自分が輝けない・輝いていないと思っているのは、自分自身が輝くことをもっとも恐れているからという逆説的なスピーチ。
あなたに足かせをはめて、勝手に限界値を決めていたのは、あなた自身だったんです。
このような名言の根底に流れているのは、すべて同じ原理原則が働いている気がします。
結論として自分自身で「できない」や「おそれ」のようなメンタルブロックを取り外し、その道を切り開いていくしかないのかなと。
マンデラ氏の大統領就任演説:英語版
こちらは英語の原文です。参考までに
Our deepest fear is not that we are inadequate.
Our deepest fear is that we are powerful beyond measure.
It is our Light, not our Darkness, that most frightens us.
We ask ourselves, who are you NOT to be?Your playing small does not serve the World.
There is nothing enlightened about shrinking so that other people wont feel insecure around you.
We were born to make manifest the glory that is within us.
It is not just inst in some of us; it is in everyone.And as we let our own light shine, we unconsciously give other people permissionto do the same.
As we are liberated from our own fear, our presence automatically liberates others.
Nelson Mandela, 1994 Inaugural Speech
長文読解だと途中でわからない単語が出てきて、意味がわからなくなりはじめて、ズルズルとわけがわからなくなる。そのような傾向があるわたくしですw
まとめ:自分の価値は自分のもの!人からの判断や評価ではない
「価値のない人間はいない」ということは、逆に言うと「価値のある人間しかいない」ということが言えるはず。
またその人だけの価値というものは、けっして人から判断・評価されるものではないということも同様に言えます。
だって人から判断・評価されるものだとしたら、だれも価値を持てなくなってしまうからです。
自分には何の価値もないと思っている方へ
わたしも自分に自信がなく、何の価値もない人間だと少し前まで考えていました。どうしようもない人間だとまさに「自暴自棄」でした。
ネルソン・マンデラ氏の言葉を聞いてから、わたしは自分の考え方が少し変わった気がします。完全ではありませんが、下記のような考え方で前向きに生きていこうと。
- 恐れているものを理解する
- 縮こまって小さい役割を演じるのをやめる
- 自分を信じ何よりも愛して突き進む
後日談:実はマンデラ氏のオリジナルスピーチではなかった!?
ちょっと驚愕の事実・・・
ネットで情報を見ていると、あたかも上記のスピーチはネルソン・マンデラ氏が考えたオリジナル原稿だと勝手に思っていました。
ところが、あるサイト情報によれば実際は違っていて「マリアン・ウイリアムソン氏の文章」という人のものらしいという情報もあり、ちょっと驚きです。
確かにわたしもマンデラ氏の大統領就任演説をすべて聞いたわけではないので、内容がわかっていませんでした(汗)
実際は伝えられているのかもしれません。内容が英語というのもあり、真偽のほどは確かめておらず不明です(泣)
本当にありがとう〜!感謝しかありません。
わたしだけの独りよがりかもしれませんが、わたしのような人に届いて欲しいと思って記事を書きました。
最後までご覧いただき、ありがとうございました! (^O^)/